子供への性教育~プライベートゾーン~

まずは一番有名所?なプライベートゾーンについて、息子に教えた事例をと。

現在息子は4歳。

2歳頃から自分の身体は自分で洗う方針で(手助けはします)、他人の身体に勝手に触らない、を意識しました。
可能な限り日常生活でも、触る前に聞く·許可を取る、を現在まで続けています。(本当に可能な限りです察して笑)

3歳を過ぎて、言葉がだいぶわかるようになり、身体の部位等も言えるようになってから、プライベートゾーンについて教えました。
ちょうどトイトレもしてる時期だったので、息子にとっても自分の身体を意識してるタイミングで良かったのかも知れません。(なおトイトレはめっちゃメンタル死んでた)

お風呂のタイミングで、
「身体は大切なんだよ」
「水着(お洋服、パンツと肌着等言い方は伝わるように工夫)で隠れる所とお口は特に大切だよ」
「『いいよ』って言われて無いのに触るのはダメだよ」
「人の身体をジーッと見るのもダメだよ」
「自分の身体を人に見せるのもダメだよ」
「他の人に身体を見せられたら『イヤ』って言って逃げてママや先生に知らせてね」
「他の人が勝手に身体を触って来ても『イヤ』って言って逃げてね。ママ達に教えてね。」
辺りを繰り返し伝えてました。

私の身体を洗ってくれようとする時もあったので、「ママの身体はママの大切なんだよ。『洗ってもいい』って聞いて、『いいよ』って言われてから洗ってね。」「特別大切な所(おっぱいやおしり等具体的に言ってました)は自分で洗うよ。」と、伝えた事と矛盾しないように対応しました。
また息子の身体を洗う時も、「ママが洗っていいかな?」と必ず聞くようにし、「おちんちんとおしりとおむねは自分で洗おうね。特別大切だからね。」と促して、可能な限り自分で洗わせました。

スイミングを習いはじめたり、娘が産まれたり等もあり、お風呂以外でもタイミングがあれば上記の事を伝えるようにしてました。


ただ、やはり言葉だけでは伝わりにくいし、かなり限界を感じていたのも事実です。また、息子の身体も大きくなってきたのもあり、可能な限りお風呂をパパと入るようにしたので、話をする機会がかなり減った(パパもしてくれないわけではないが…)事もあり、ようやく絵本を導入しました。
絵本のメリットとしては、
·話が洗練されててまとまってるし言葉もやさしい。
·絵で視覚的に見て分かりやすい。
·(きちんとした物は)内容も信頼性があり、知識的に偏りが無く安心。
·絵本の言葉を親が真似できる。
といった面があるかと思います。

ただ、絵本を読み聞かせできないと難しいので、息子が2~3歳の時には導入しても読めたか怪しいなと思います。親が真似する分には凄く良いので、そういう意味では早く導入すべきでしたが(笑)

我が家が購入したのは、

だいじ だいじ どーこだ?


おちんちんのえほん (からだとこころのえほん)


等です。

他にも、とにかくさけんでにげるんだや、いいタッチわるいタッチなどが有名所かなと思います。

できれば図書館などで一度内容を確認して、親も読み聞かせしやすい物、子供が理解できる物を選ぶと良いのかなと思います。


とはいえ、やっぱり何十回、何百回と繰り返し繰り返し伝えても、なかなか理解が難しい息子。
というか多分特性的に、頭で分かってても衝動性が勝っちゃうのかなと思いますが…。
それでも園や療育先の先生や友達には勝手に触ったり等はしないとの事なので(実際に見れてる訳じゃ無いので伝聞だけど)、外では頑張ってるのだと思います。
格闘の日々ですが、タイミングがあるかぎり、根気強く伝えて行ければと思ってます。(でも親のメンタルも大切なので無理はしない笑)

子どもへの性教育~ポジティブにやりたい~

Twitterで子ども(息子とほぼ同学年、保育園・幼稚園~小学校低学年くらい)への性教育に関する話題があり、もともと自分も関心が高い話題だったのでつらつら書いてみる。
ものすごく広い話題になると思うので記事をいくつかに分けますね。
自分の文章能力が低いのでまとめるの難しそうで、今からとっ散らかる予感もあったり(笑)


さて、性教育と聞いて何を思い浮かべるでしょう?
何を思うでしょう?

本当に人それぞれだと思います。
私は、母親が助産師ということもあり、自分が子供の頃から家の中で当たり前に性教育が行われていた中で育ちました。
なので嫌悪感や難しいものといった、いわゆるマイナスなイメージはなく、かといって素晴らしい的なことを思うこともなく。
当たり前のように、それこそ今日の出来事を話すくらいの感覚で話せるものという感じです。
つまり何も特別なイメージはないというのが私です。

しかし、自身の中学生時代の同級生たちを思い返してみれば、例えば性交渉や出産等の場面のあるドラマを見させて貰えない家庭も珍しくはなく、それを思えば子供に話す事に抵抗がある家庭は今でも多いのではないのかなと思います。もしくは何を話したらいいのかわからず、話題にならない環境をつくっているのかもしれないとも。

それでも最近はおうち性教育はじめますなどの子供への性教育関連の本が話題になる事も多く、関心は高まっているんだなと感じます。


性教育はいまや包括的性教育が当たり前です。
ユネスコから国際セクシャリティ教育ガイダンスが出ています。日本語版もこちらから読めます。

といってもガイダンスを直接読むのは結構辛いと思うので、安全、同意、多様性、年齢別で伝えやすい! ユネスコから学ぶ包括的性教育 親子で考えるから楽しい! 世界で学ばれている性教育 1時間で一生分の「生きる力」3等の本を読むのでもいいと思います。
読みやすい、楽しい本がたくさん出てるので、どんどん活用していきましょう!

包括的性教育は、まさに人間が生きるために必要な教育、ほぼ全てがそうだなと私はおもっています。
といっても国語とかそういう教育ではないです(当たり前だけど)
安全に健康で幸せに生きる、自分らしさ、他人との関り、多様性の尊重、心身の発達、生殖に関する事、そういったことは全て性教育だと。
だから、おむつ替えの時に「キレイになったね、気持ちいいね」と声を掛けることも性教育の初めの一歩なのだと思っています。

私たちは日々の育児の中で、いろいろな事に遭遇すると思います。
でも例えば、息子がピンクの洋服着たがったり、娘がプラレール欲しがったりしても、きっと否定せず、可能な範囲で叶えてあげていませんか?
それも立派な性教育の一つです。
「男の子が可愛いの好きでもいいんだよ」「世界には色んな人がいるよ」などの話をしていたら、それも性教育なんです。
そう考えると、少し子供への性教育のハードルが下がった気がしませんか?

とはいえ、実際にどう対応したらいいの?と思うこともあると思います。
お子さんの性格や発達もあるので、正解はないわけですが、(今後、具体的事例で息子にどう対応したかは書いていければとは思っています。)
私が子どもに(主に息子に)性教育をする際に心がけていることは、
①ごまかさない、うそをつかない
②気持ちを受け止める、気持ちを否定しない
③怒らずに伝える
です。(まあ心がけなので自分のキャパオーバーの時とか難しい時もあります、反省の日々です)

性についていつでも相談していい人でありたい(希望)ので、何か言われたら「言ってくれて嬉しい」の気持ちで臨むようにしてます。
性について否定的にとらえて欲しくないのでごまかしたり否定したりもしないようにしてます。
また、ごまかさない為には自分の知識のアップデートも必要なので、自分自身の学びを止めない為にも必要かなと思っています。



とまあ、案の定とっちらかって長くなってきちゃったので今回は終わりにします。
少しでもハードルが下がってたらいいんですが。